防水工事耐用年数について調べました
  1. 雨漏り修理 業者 TOP
  2. 防水工事には種類がある!防水工事の違いと選び方
  3. 防水工事の耐用年数は工事の種類で変わる!

防水工事の耐用年数ってどれくらい?

防水工事は工事の種類や工法によって耐用年数や定期メンテナンスの時期が異なります。

ここでは防水工事の種類・工法別の耐用年数一覧や定期メンテナンス時期一覧を掲載しました。

またどんな症状がでたらメンテナンスが必要なのか、自分でできる防水効果を長持ちさせるコツについてもまとめています。

防水工事の種類別耐用年数一覧

防水工事は、行う内容や工法によって耐用年数が異なります。主な4種類の防水工事における一般的な耐用年数は、以下の通りです。

種類 工法 耐用年数
ウレタン防水 密着工法 5~10年程度
通気緩衝工法 10~15年程度
ゴムシート防水 接着工法(密着工法) 10~12年程度
機械的固定工法(絶縁工法) 12~15年程度
塩ビシート防水 接着工法(密着工法) 10~12年程度
機械的固定工法(絶縁工法) 15~20年程度
アスファルト防水 熱工法 15~25年程度
トーチ工法 15~20年程度
FRP防水 10~15年程度

どの防水工事でも、太陽による紫外線や天候、周辺環境などによって、耐用年数は変動します。耐用年数いっぱいまで放置せず、防水層に変化が現れたらメンテナンスや再度の防水工事を検討しましょう。

防水工事の種類別耐用年数一覧

防水工事の種類別定期メンテナンス時期一覧

防水工事は、種類によって耐用年数内にメンテナンスが必要になるものがあります。防水の効果を維持するために、きちんとメンテナンスを行うようにしましょう。

主な防水工事別の定期メンテナンス時期は以下の通りです。

種類 工法 定期点検・メンテナンス時期
ウレタン防水 密着工法 5~8年ごと
通気緩衝工法 5~10年ごと
ゴムシート防水 工法問わず 5~8年ごと
塩ビシート防水 接着工法(密着工法) 10年以上メンテナンスフリー
機械的固定工法(絶縁工法) 15年以上メンテナンスフリー
アスファルト防水 熱工法 10~13年ごと
トーチ工法 5~8年ごと
FRP防水 5年ごと

定期的なメンテナンス時期は上記の通りですが、環境や状況によって劣化のスピードは異なります。日頃から確認できる場所であればまめにチェックしておき、5年ごとを目安に工務店などに点検・診断を依頼すると安心です。

防水工事の種類別定期メンテナンス時期一覧

防水工事は雨漏り前にやろう!
メンテナンスが必要な症状まとめ

何の手入れもせず防水工事を放置しておくと、耐用年数までもたずに雨漏りや破損してしまう危険性があります。

以下のような症状を見つけたら、雨漏りする前にメンテナンスを行いましょう。これらの症状は、防水工事の種類を問わず共通しています。

トップコートの膨らみ、ひび割れ、剥がれ
トップコートとは、防水層を保護するためのコーティングのことです。経年劣化や紫外線によって傷み、防水層との接着力が弱まると、膨らみやひび割れ、剥がれなどが起こります。なお、トップコートはこれらの症状が出ていなくても、5年ごとに塗り替えを行うことがベストです。 トップコートの膨らみ、ひび割れ、剥がれ
水たまり
水たまりは塗膜の一部が剥がれているか、水を流す勾配がなくなっていると考えられます。防水層は水を溜める仕様にはなっていないため、劣化が進行しやすくなります。水たまり
表面の色褪せ
紫外線によって表面が焼けることで、色が褪せてきます。これはひび割れや剥がれなど劣化の始まるサインです。
チョーキング
防水層の表面を触って白っぽい粉が付く「チョーキング」は、トップコートが傷んで粉状になっている状態です。これも、劣化の始まりです。
植物の生育
植物の根はコンクリートを貫通します。そのため、植物が繁殖しているということは、防水層だけでなく建物自体の劣化を進める原因となります。 植物の生育

防水を長持ちさせるコツ

防水層を長持ちさせるためには、日々のちょっとしたメンテナンスがとても重要です。簡単にできるコツをご紹介しますので、ぜひ実践してください。

①防水層表面の掃除
表面にゴミや埃が積もると水が溜まりやすくなり、防水層の劣化を進めてしまいます。きちんと水が流れるように、定期的に掃除しましょう。 ①防水層表面の掃除
②排水溝(ドレン)の掃除
3か月に1度程度、排水溝周りにある落ち葉やゴミを掃除します。排水溝がつまると水たまりができてしまい、雨漏りのリスクが高まります。また砂が溜まると植物が生えやすくなります。 ②排水溝(ドレン)の掃除
③なるべく物を置かない
植木鉢や椅子など、物を置いたり引きずったりすると防水層が傷みます。できるだけ物を置かないことで、防水層が長持ちします。 ③なるべく物を置かない
④物を置く場合にはゴムシートやベランダタイルを敷く
物置やエアコンの室外機など、重いものを置く場合にはゴムシートを敷くと防水層の表面を保護できます。また、防水層を傷つけないベランダタイルを敷くことも、紫外線から守ることができてとても有効です。 ④物を置く場合にはゴムシートやベランダタイルを敷く
⑤定期的に点検・診断を受ける
気になる部分がなくても、定期的に防水層の定期点検を受け、トップコートの塗り替えなどを検討しましょう。
ページのトップへ